パースってどこ?
パースというところはオーストラリアの西に位置し(オーストリアとは違いますよ)
オーストラリアと言うとオーストリア?と聞き返されたこと、1度や2度ではありません…
日本地図で見るとほぼ日本の真下に大きな大陸がありますが、その左側の海岸沿いに
パースがあります。西側になるのでパースは西オーストラリア(West AustraliaでWAとなります。)
土地は日本の20倍ほど、そして人口は7分の1位なのでゆったりまったりです。
日本人の留学生も…というかヨーロッパやアジア諸国、色々な地域から留学生や移民がとても多く、国自体が移民政策で受け入れも多いためはっきり言って
ここは何処?私は誰?状態に…
学べる多国のこと…多民族国家
いわゆる多民族国家ですね。だから居ながらにしてほかの国のことにも触れる機会が多いです。私が出会った友人や知人、子供の友達の家族、職場、コミュニティ、ご近所さんetc…
イギリス人、オランダ人、スイス人、南アフリカ人、ジンバブエイ人、イスラエル人
韓国人、中国人、スイス人、インドネシア人、イタリア人、ギリシャ人、タイ人
ベトナム人、日本人などなど…
一つの国へ行っただけで様々な異国の文化に触れる機会があります。
話してみるとその国の習慣や日本との違い、日本に住んでいるだけでは恐らく知ることはなかったであろうことを知ることができ、ホント一度海外へ出ることの意味、かなり大きいです。
日本へ戻ってきて時間もたってしまったので少しずつ思い出しながら私が感じた
カルチャーショックを共有していただけたらと思います。もちろん人それぞれなのでその国の人全員が皆同じではないでしょうけどね…
空気が美味しい!
初めてパースに降り立った時は『とっても空気がきれいっ!!』夜の11時過ぎだったと思いますが12月クリスマス前。
えっ、ちがう。空気ってこんなにおいしいんだ!って言いました。わかる?と言われて、うん、全然違う!12月は南半球は日本の反対で夏なんですけど、日本の湿度の高い重たい空気とは全く別物でした。
外来種を拒むオーストラリア
その前に飛行機から降りる前のこと…ちょっと驚きがありました。
(今はもうありませんが)通路や私たちの頭の上?に向かって
なんと乗務員の方たちがスプレーをシューってするんですね???
殺菌スプレー?
えっ、何なに??
近くに座っていた年配のご夫婦(きっとオーストラリア人)なんかは
苦笑いのような感じで顔を見合わせたり。もちろん彼に聞きました。
あれ、なん?
私は菌なの?
どうも私たちはばい菌扱い?されてたのでしょうか?正確なところは不明ですが、きっとよそからくる空気に対して神経質になっているのかも。…確かではないですが。
オーストラリアはとにかく自然を大事にして、外国から人や物についてくる菌やウイルスなどで今までのオーストラリアの自然が崩れるのを防ぐためなんだとか…どこまで効果があるのかはわかりませんけども。
だから持ち込みのものに対しても、やれカレーのルーには牛のエキスがあるからダメとか、マヨネーズの成分は卵が入っているからだめとか梅干しは種が入っているから手作りは?だめとか。
よく意味わからん…と思いながら毎回荷造りをしたものです。また、よく法律も変わるのでその都度確認します。前までダメだったのが〇になることもしばしば。
持ち込みはダメだけどアジアンショップなんかには売っていました。400gのマヨネーズが700円くらいだったのでそんなの買えん!と思いながらでも、美味しいポテトサラダ食べたい!と思ってえいって買ってました。
どうもきちんと許可をとって販売が許されていたようですが数年後には大手のショッピングセンターでは〇〇ピーのマヨネーズは高い値段で売っていました。やはり日本人にとって慣れ親しんだ味があるとホッとしますね。
このマヨネーズ、我が家にいた南アフリカの留学生がやたら気に入って、こんなに美味しいマヨネーズは初めて!と喜んで使っていました。日本でいうマヨラーのように…。
情報は大事
日本人のママさんたちで作ったグループが自然にできて、情報交換なんかも頻繁にしていました。やっぱり心強かったです。子育て時期は特にですね。色々な情報をそれぞれがパートナーから聞いたり日本で子育てしても初めてのことばかりでしょ?!ここは日本ではないのでまるで別物。スマホなんかも今ほど普及してなかったからですね(汗)
話がそれましたが、とにかく持ち込み荷物に特に厳しい国の一つだと思いますよ。
入国チェックは容赦ない!?
一度、大金を取られそうになりました。数万円の請求をされそうになってぞっとしたのを覚えています。
シンガポール経由でパースについたのですが、子供と一緒だったので、飛行機の中で乗務員のきれいなお姉さんに両手いっぱいのキャンディやピーナッツなどのスナック菓子を頂き、子供のリュックのポケットに納めていました。
パースへ降り立ち入国審査を受けるときに持ち物を申告します。そこで持ってきたものを出来るだけ細かく記入しました。入国は厳しいので細かく書いたつもりです。入国許可をもらおうとしていたところで一人の女性が子供のバックへ目をやり中を開けました。子供のおもちゃやタオル類が出てきました。
特に心配するものなんか持ってきていないので自信たっぷりに待っているとポケットの部分から何かが出てきました。これは?それは飛行機の中でもらったキャンディやピーナッツでした。
あっそれはさっき飛行機の中でもらった…と言いかけて
ひえっ、し、申告してない!!
その女性に「申告書には書いていないわよ!」っていわれる始末。もっとおおらかなお国柄の人たちかと思いきや全然ちがーうとひきつった顔をしていたら、もう一人の人がこれいるのって聞いてくれて、いらない、いらない!と首を大きく横に振りました。
じゃ捨てましょうとごみ箱にポイ!と捨てられました。なんだかなって面白くない顔をしてたらその女性、『このままだと少なくても300ドル以上はかかるわよ』と。
怪しい人は向こうの部屋でカッターナイフでスーツケースか何かを引き裂かれていました…
こわいお話でした(汗
皆さん、海外へ行くときは荷物にはくれぐれも気を付けましょう!!