日本の約5分の1という少ない人口ながらオーストラリアの競泳選手は要チェックです。小さいころから泳ぎは熱心に教えられます。自宅にプールがある環境や海が近いのも理由の一つです。メダル争いには必ずと言っていいほどオーストラリアの選手が名を連ねています。
泳ぎは必須!!
政府も水泳にはかなり力を入れている国と言えます。先ほども述べたようにオーストラリアは海岸沿いにほとんど生活地域があります。
遊びで海に行く機会も多く,またオーストラリア人は泳ぐのが大好きです。
特にパースは夏も乾燥していて気温も20~30℃以上と高く、砂漠地帯の内陸から熱風が吹いて時には40℃くらいになることもあります。
さすがに普段木陰に入ると涼しいはずのパースの気候もこの時ばかりは家から出れません…。
また、土地も広いので自宅にプールを持った家も珍しくありません。
自分の家になくても友人宅にあれば遊びに行ったときにプールに入ることも考えられますし、子供たちの遊びの場でもあります。ですから泳げることは必須になるわけです。
夏になると息子の通っていた幼稚園ではプールの授業が毎年ありました。
併設の小学校にもプールはなかったので近くの市民プールまでスクールバスで一週間毎日通っていました。
クラス別(泳げるレベル)に分かれてそれぞれレッスンがあります。
1時間のレッスンですが指導者もそれぞれにいてきちんと泳ぎを教えます。
しかしすでにこのころにはほとんどの子供が25mくらいは泳げていました。
レッスンの最後は音楽が流れてプールの中でダンス?をして楽しそうでした。
プールサイドに立った先生の踊りをまねしながら子供たちが笑顔でレッスンが終わります。
オーストラリア政府が水泳をサポート!?
実は政府の支援で夏休みの間に水泳のレッスンが市民プールで行われているのです。
1週間で5ドル、今なら日本円で450円程度です。夏休みの間4週間ずっと入れていました。
水泳教室は3歳くらいに、まだ行ってないの?と言われ連れて行った次第ですが、それとは別で、この夏休みのレッスンは良かったです。
なぜなら夏休みの間、毎日プールで、入場料は払いましたがレッスンの後は遊べるのでお友達と数時間、くたくたになるまで遊んで帰る生活なんですよ。
学校が休みって親にとっては結構大変ですもんね。
そんな時こんなにいいサポート利用しない手はないです。
小学校に上がるころにはおかげさまで50mくらいは軽く泳げるようになっていました。
はっきり言って週に1回習うより、1週間毎日泳いだほうが上達は早かったです。
余談ですが私も結構泳げるんですが、日本での家族旅行でホテルにあるプールに行った時のこと、親子3人でスイスイ?泳いでいました。
他に外国人の家族がいましたが足をバタバタ水につけるだけで5人くらいの家族でしたが一人として水の中に入りませんでした。夫曰く、絶対オーストラリア人じゃない、と断言していました。(笑)
海でのレッスンも
同じ政府の支援で行われているレッスンの中で、海でのレッスンも受けました。ちょっと怖かったですが波にのまれないための指導もあっていました。波が来ると普通皆、飛び上がるのですがここで習っていたのは潜って波をやり過ごす方法でした。なるほど…と思いながら、私も一緒に海に入ってやっていましたね、息子も5,6歳でしたから。
もう一つは洋服を着て泳ぐ体験。プールの中でどれくらい体の自由が利かなくなるかを体験させていました。また、海で救助を待つために出来るだけエネルギーを使わない泳ぎ方等々、もしもの時の体験をこの年から習えるのはありがたいことです。